冬、朝早くと夜しかお散歩に行けない 寒い時間・暗い時間の工夫
冬は昼のあたたかい時間がいいと言われても、仕事で朝早くと夜しか行けない。そんなおうちのために、同じ朝・夜の中で少しでも歩きやすい時間の選び方、出る前と帰ってからの工夫、寒がりの子やシニアの子のこと、休みの日の補い方を獣医師の目線でまとめました。

この記事のポイント
- 冬は昼がいいと言われても、行ける時間に行けばいい。そのうえで、同じ朝・夜の中で少しでも寒くない時間を選ぶ
- 冷えやすいのは、小さい子、毛の短い子、子犬、シニアの子
- 寒い日は、短く何回か。出る前に家の中で少し体を動かす
- 帰ったら、足の裏とおなかをふいて乾かす。凍結防止剤をまいた道のあとはとくに
- 休みの日は、明るくあたたかい時間に長めに歩いて補う
この記事は一般的な情報です。犬の体の状態は、年齢や犬種、持病などによって一頭ずつ違います。気になる症状があるときは、かかりつけの動物病院に相談してください。

冬は昼のあたたかい時間がいいって読んだんですけど、平日は朝6時か夜8時しか無理で、、、

そういうおうち、とても多いですよ。行ける時間に行く、で大丈夫です。そのうえで、少しだけ工夫してみましょうか。
冬のお散歩は、日の当たるお昼がいい。そう書いてある記事はたくさんあります。
でも、仕事や学校がある平日に、お昼に歩ける人はそう多くありません。
行ける時間に行けば大丈夫。そのうえで、同じ朝・夜の中で、少しでも寒くない時間と歩き方を選ぶ。
この記事では、そのやり方をまとめます。
冷えやすい子、そうでもない子
まず、その子が寒さに強いか弱いかを知っておくと、工夫の度合いが決まります。
コーネル大学の獣医学部は、寒さに弱い子として、小さい子、子犬、シニアの子、毛の短い・薄い子、やせている子、持病のある子をあげています。急に寒くなった日も、体が慣れていないので要注意です。
反対に、毛がふかふかの二重の子は、冬のほうが元気なこともありますよね。
同じ朝でも、少しだけ時間をずらす
朝は、日の出前後がいちばん冷えこみやすい時間です。
もし出る時間を少しでも動かせるなら、日が出てからのほうが、同じ朝でも空気がゆるみます。15分、30分のちがいでも、風があるかないかで体感はずいぶん変わります。
夜は、時間がたつほど冷えていきます。帰ってすぐ出られる日は、そのほうがまだ楽です。
暗い時間のお散歩は、寒さだけでなく、車や自転車から見つけてもらう工夫も大事です。明るい色の上着や反射材、手元のライトを用意しておいてくださいね。
わんダフルデイリーでは、その子のいつものお散歩の時間帯(朝・夜など)と長さを登録しておくと、その時間帯ごとに、気温・湿度・風と、寒がりといったその子の傾向から、お散歩しやすそうな時間をおすすめとして出します。時間帯は時刻のほか、日の出・日の入りを基準にしても決められます。おすすめは目安なので、出かけるかどうかは、その日の天気とその子の様子で決めてください。
寒い日は、短く何回か
寒い日に、いつもと同じ長さを1回で歩く必要はありません。
短めにして、そのぶん家の中で遊ぶ。朝と夜の2回で、1日分と考える。それで十分な日もあります。
出る前に、家の中で少し歩いたり、おもちゃで遊んだりして体を動かしておくと、外に出てすぐに固まる子が減ります。シニアの子はとくに、いきなり寒い外に出るより、家の中でゆっくり体をあたためてからのほうが歩きやすいですよ。
歩きながら、こんな様子があれば、切り上げて帰ってください。
- 震える
- 足を上げて止まる
- 歩きたがらない、帰りたがる
- 背中を丸める
歩かなくなる理由の見分け方は、散歩を嫌がる・歩かないにも書いています。
服と、足の裏

寒さに弱い子には、体に合った服が役に立ちます。いやがる子には無理に着せず、家の中で少しずつ慣らしてください。
帰ったら、足の裏と指の間、おなかまわりをふいて乾かします。雪の日や、凍結防止剤をまいた道を歩いたあとは、とくにていねいに。足をなめて口に入ることがあるからです。
凍った道はすべりやすいので、シニアの子や足腰の弱い子は、すべりにくい道を選んであげてくださいね。
休みの日に、明るい時間で補う
平日は朝と夜の短いお散歩。休みの日は、日の当たる時間に、少し長めにゆっくり。
そんなふうに、1週間で考えると気持ちが楽になります。
お散歩の時間帯ごとの選び方は、お散歩は朝と夕方、どちらがいい?にもまとめています。
シニアの子の、冬の変化に気づく
寒くなると歩くのがゆっくりになる子もいます。寒さのせいなのか、体の変化なのか。迷うことがありますよね。
お散歩の時間や距離を記録しておくと、去年の冬と比べたり、先月と比べたりできます。わんダフルデイリーのお散歩の記録には、時間・距離・ペースが残ります。
息が上がりやすい、すぐ座りこむ、といった様子が続くときは、寒さだけでなく心臓などの病気がかくれていることもあります。心臓病のしくみは、獣医師のブログの心臓病ってなに?理解するためにプールで考えてみようで、たとえ話で書いています。
寒さへの強さも、ちょうどいいお散歩の長さも、その子ごとにちがいます。迷ったときは、かかりつけの先生に相談してくださいね。
よくある質問
冬は、何度くらいまでならお散歩に行けますか?
何度までなら大丈夫、という一つの数字はありません。小さい子、毛の短い子、子犬、シニアの子は冷えやすいので、同じ気温でも短めに。歩きながら、震える、足を上げる、歩きたがらないといった様子があれば、切り上げて帰ってください。
朝と夜、冬はどちらがいいですか?
その日の気温と風によってかわります。一般に、日の出前の早朝はいちばん冷えこみやすい時間です。朝なら日が出てから少しでもあと、夜なら帰ってすぐ、のように、同じ時間帯の中で寒さのましな時間を選ぶのがおすすめです。
老犬の冬のお散歩で、気をつけることは?
寒さで体がこわばりやすいので、出る前に家の中で少し歩いて体をあたためてから、短めに出かけてください。すべりやすい道は避けて、帰ったらしっかりあたためてあげてくださいね。歩き方がいつもとちがうときは、かかりつけの先生に相談を。
寒がりの子かどうか、どうやってわかりますか?
寒い日に震える、外に出るのをいやがる、丸まって寝ていることが多い、などがヒントです。わんダフルデイリーでは、その子を寒がり・暑がり・普通から選んでおくと、おすすめの時間を選ぶときに使われます。
参考にした資料
- Winter safety tipsコーネル大学 獣医学部(2026年10月25日確認)
- Winter Safety for Dogsイリノイ大学 獣医学部(2026年10月25日確認)


