ワクチン・狂犬病の注射のあと、散歩はいつから? 当日と数日の過ごし方
ワクチンや狂犬病の予防注射の日は、お散歩は短めに。狂犬病の注射のあとは2〜3日、長い散歩・激しい運動・シャンプーを控えるよう案内している自治体もあります。注射のあとに出やすい反応と、すぐ動物病院へ連絡するサインを獣医師の目線でまとめました。
この記事のポイント
- 注射の当日は、お散歩は短めに。かかりつけの先生の指示に合わせて。
- 狂犬病の注射のあとは2〜3日、長いお散歩・激しい運動・シャンプーを控えるよう自治体が案内しています。混合ワクチンのあとは、接種した病院に確認を。
- 顔の腫れ、くり返す嘔吐、ぐったり、呼吸が苦しそう、は夜でもすぐ連絡。
- 子犬のワクチンの途中なら、地面のお散歩そのものがまだ先です。
この記事は一般的な情報です。犬の体の状態は、年齢や犬種、持病などによって一頭ずつ違います。気になる症状があるときは、かかりつけの動物病院に相談してください。

今日の午前中にワクチンを打ってきました。夕方のお散歩、行ってもいいんでしょうか?

今日は短めにしておきましょうか。どれくらいなら大丈夫かは、打ってくれた病院の先生の指示に合わせてくださいね。
注射の当日は、お散歩は短めに。どこまでいいかは、かかりつけの先生の指示に合わせてください。
狂犬病の予防注射については、たとえば東京都江東区の案内に、注射を受けた日から2、3日は安静にして、長時間の散歩や激しい運動、シャンプーは控えるよう書かれています。
混合ワクチンのあとの過ごし方は、ワクチンの種類やその子の体調で変わります。接種のときに「お散歩やシャンプーはいつから大丈夫ですか?」と病院で聞いておいてください。
人の予防接種の日と、同じです
人も、予防接種の日は「激しい運動やお酒は控えて」と言われますよね。
体の中でワクチンへの反応が起きている時間なので、熱が出たり、だるくなったりしやすい。そんな日にマラソンを走る人はいません。
犬も同じで、注射の日はおうちでゆっくりが基本。ただ、トイレを外でしかしない子もいますよね。そんな子も、当日は短めに、かかりつけの先生の指示に合わせてください。
注射のあとに見ておく時間
獣医師のブログの犬の混合ワクチンは本当に必要?では、ワクチンの反応を、すぐ出るものと、あとから出るものの2つに分けて説明しています。
注射のすぐあと〜数時間は、いちばん気をつけたい時間です。重い反応は、注射してから30分以内に出ることが多いといわれます。
何かあってもすぐ診てもらえるように、午前中に接種するのも安心ですよ。
その日の夜〜翌日には、軽い反応が出ることがあります。
- 少し熱っぽい
- 食欲がない、元気がない
- 注射したところが腫れる、さわると痛がる
- 一時的な下痢や嘔吐
多くは1〜2日で落ち着きます。この間がまさに、お散歩を短くしておく時間です。
すぐ動物病院へ連絡するサイン
次のような様子があれば、夜でも、注射をした病院か夜間の動物病院へすぐ連絡してください。
- 顔、とくに目のまわりや口のまわりが腫れてきた
- 体をかゆがる、じんましんが出た
- 何度も吐く
- ぐったりして、立てない
- 呼吸が苦しそう
腫れが引いてきたように見えても、自己判断で様子を見ずに、一度連絡してくださいね。
子犬のワクチンの途中なら
子犬の場合は、話が少し変わります。
子犬のワクチンは何回かに分けて打つので、途中の段階では、まだ地面を歩くお散歩そのものが早いことが多いんです。今日の注射のあとというより、最後のワクチンが終わってからいつ歩けるかを、病院で聞いておいてください。
くわしくは「子犬のお散歩デビューはいつから?」で書いています。
数日たって、いつもの様子なら
元気も食欲もいつも通りで、病院で言われた期間がすぎたら、お散歩もいつもの長さに戻していきましょう。
注射の日と、そのあとの様子を残しておくと、来年の接種のときに「前回はこうでした」と伝えられます。前に反応が出たことがある子は、接種の前にかならず先生に伝えてくださいね。
体質も、ワクチンの種類も、その子によって違います。迷ったら、注射をしてくれた先生に聞くのがいちばんです。
よくある質問
夕方の散歩を楽しみにしているので、行かないとかわいそうです。
当日は短めにして、どれくらいなら大丈夫か、注射をした病院の指示に合わせてください。走ったり、ほかの犬と遊んだりは、しばらくがまんしてもらいましょう。
注射したところが少しふくらんでいます。
注射したところが少し腫れたり、さわると痛がったりするのは、よくある反応です。多くは数日でおさまりますが、どんどん大きくなる、熱をもっている、何日たっても引かないときは動物病院に見せてください。
前回のワクチンのあと、顔が腫れたことがあります。
次の接種の前に、かならず動物病院に伝えてください。ワクチンの種類や打ち方、接種後に病院で様子を見る時間などを、その子に合わせて考えてもらえます。
参考にした資料
- 令和8年度狂犬病予防注射のお知らせ江東区(2026年10月14日確認)
- 狂犬病に関するQ&Aについて厚生労働省(2026年10月14日確認)